あなたは、こう思っています。
自分を変えたい!同僚に差をつけたい!知的なトークをしてみたい!
だけど…
・書店に行っても目移りして何を読めばいいのか分からない…
・忙しくて本を読む時間さえ確保できない…
・分厚過ぎて、結局頭に入ってこなくて50ページくらいで挫折した…
・そもそも本を読むのが苦手で…

そんな悩める横着ビジネスパーソンのための超特効薬。
それが、このブログなのです。
新規事業開発エンジニアである筆者が、ヘタれていたときに読み漁ってマインドチェンジしてくれた、おすすめのビジネス”神”書400冊のエッセンスを「高品質な1ページ」でウルトラ時短で解説していきます。

Amazon成長の理由は、シンプルで正しい14個の原則(OLP)を守り続けたから
あなたのネットショッピングは、Amazon派?楽天派?Yahooショッピング派?
お急ぎ便とか動画視聴(amazon prime video)とか、日用品から家電から何まで…
Amazonは利用したことがない人はいないくらい、日常に溶け込んだ存在になっており、インターネットツールが一般化して、情報も多次元化することで店頭で買い物をする機会が明らかに減っています。
そんなAmazonが、他のショッピングサイトに比べて圧倒的に成長できた理由は何か?
それは、最高×最速で成果を出し続けるマネジメント組織の作り方にあったのです。
そこで今回紹介するビジネス神書はこちらです。

「Amazonのすごいルール」の基本情報
著者:佐藤将之
出版:宝島社
定価:2,540円(税込)
ページ数:287ページ
出版日:2018年4月6日
著者の佐藤将之さんは、現在は企業成長支援アドバイザー。SEGAエンタープライゼス(現セガ)を経て、Amazon Japanの立ち上げメンバーとして2000年7月に入社。書籍仕入れ部門等を経て、2005年からオペレーション部門でディレクターとして国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与。
この本で学べること
今もなお成長し続けるオンラインショップの勝者Amazonの基盤
・実にシンプルな合理的仕事術(OLP)14個による社員全員に根付いたリーダーシップマインド
・プレスリリース方式の新事業企画書提案による「お客様視点」
これらをAmazon Japan創始メンバーから学ぶ
この本のエッセンス

最短で一読できるように、キーワードを端的に並べていきます。
考えながらキーワードの意味を理解しようとすれば、行間が読めます。
これも、最高×最速の成果を出すやり方ですね。
キーワード
・Customer Rules = お客様が決める
・誤解を恐れずイノベーションし続ける
・善意ではなく、仕組みで動かす。
・目標を数値で管理すること
・具体的な事実で判断する
・論理的に真因を探す
・powerpointの使用はNGで、A4で1枚か6枚で簡潔に
・事業計画書の提案はプレスリリース方式
・会議の最初は15分間の沈黙で、書類を読み、あとはQ&A
→ 徹底的な会議の無駄を排除
・上司は、部下の困りごと解決を行う
・アワード(何かの行動に対するリターン、対価、報酬)を行う
“OLP” 14の原則
OLPとは、Amazonにおけるリーダーシップの思想であり、”Our Leadership Principles”のことで、マネージャーだけではなく、社員全員がリーダーであるという考え方です。
OLPには14の原則から構成されています。
①Customer Obsession | お客様視点でのサービス構築 |
②Ownership | 責任感と当事者意識 |
③Invent and Simplify | シンプルで実践しやすい方法の模索 |
④Are Right, A lot | 正解に近づくための最大の努力 |
⑤Learn and Be curious | 好奇心を絶やさず学び続ける |
⑥Hire and Develop the Best | 今のメンバーよりも優秀な人材を採用する |
⑦Insist on the highest standards | 常に最高の水準を追求し続けること |
⑧Think Big | 中長期的な視野で事業を捉える |
⑨Bias for Action | 失敗を恐れずスピーディな判断 |
⑩Frugality | 倹約の精神でリソーセスを無駄にしない |
⑪Earn Trust | 頼られるリーダーを目指す |
⑫Deep Dive | 大局俯瞰しつつ、局所的な深堀をする |
⑬Have Backbone; Disagree and Commit | 妥協と慣れ合いをなくして徹底的に議論する |
⑭Deliver Results | 品質に妥協することなく迅速に成果を出す |
事業企画書はプレスリリース的に提案
新製品やサービスのプレスリリースってすごく分かりやすいです。なぜならば、何の予備知識もないお客様に新しいことを簡潔に紹介するからです。
社内でのプレゼンは主語が「自分の会社」や「自分の組織」になってしまいがちで、下手すると「自分」になってしまうことも。
プレスリリース方式によるプレゼンは次のような効果があります。軸にあるのは「お客様」ということです。
・新しい技術やサービスを、顧客側がどう受け止めるかをイメージすることができる
・サービスを提供するプロダクト側からの視点だけでなく、顧客起点で考えることができる
所感とおすすめ
「お客様第一」って自分から最も離れた人を取り扱うので、本能的に優先順位が下がるんです。
利潤を追求するのが企業の目的ですが、直接的なアクションによる利潤追求ではなく、間接的なアクションによって価値の連鎖(バリューチェーンといいます)を拡げることで、味方やファンを増やし、それが回り回って自分たちの利益になっていくという考え方です。
投資でいうと、「復利」に相当する考え方なのかな、と。
部下のマネジメントも同じだと思いますよ。

おすすめ度★★★★★
Amazonってただの通販サイトじゃなくて学びがいっぱいある会社です。
この理念を持ち続ける限り、何かにとって代わることはないと思います。
今回はシンプルに整理しましたが、本には細かく解説が入ってるので
是非とも読んでみて!!

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