あなたは、こう思っています。
自分を変えたい!同僚に差をつけたい!知的なトークをしてみたい!
だけど…
・書店に行っても目移りして何を読めばいいのか分からない…
・忙しくて本を読む時間さえ確保できない…
・分厚過ぎて、結局頭に入ってこなくて50ページくらいで挫折した…
・そもそも本を読むのが苦手で…
そんな悩める横着ビジネスパーソンのための超特効薬。
それが、このブログなのです。
アートを読み解き、ビジネスに活かせる「観察力」を磨く
あなたは、今までに視方を変えたら物事が解決したり、気分が楽になった経験はありますか?
教養レベルが低いと価値観の多様性を認識することができず、無意識のバイアス(unconscious bias)による認知によって、ネガティブな感情になり、間違った行動をとるサイクルに陥ることが多いです。
※「認知行動モデル」といいます
アートは社会や物事を多角的に観察することで、それを具現化して表現する学問だと私は考えています。同じ美術館に行っても、そのときの心情によって毎回新しい発見があるのはそういうことか、と気づくのに10年以上かかりました…
ビジネス神書 3冊目の「世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること」でも紹介したように、アートの感性をビジネスシーンで活用することが注目されつつあります。左脳に右脳要素を足し込んだブレークスルーです。アートは学問であることを再認識しますね。
アート先進国である欧米では、教育や研修に盛んに取り入れられていますが、日本はアートの立場はまだまだ低い感覚がありますね。
今回紹介するビジネス神書はこちらです。
「観察力を磨く 名画読解」の基本情報
著者:エイミー・E・ハーマン
出版:宝島社
定価:2,750円(税込)
ページ数:361ページ
出版日:2016年10月6日
この本で学べること
この本のエッセンス
観察力を磨く
①観察
・実は発明に大切なのは、新しいものを創り出す力そのものよりも、発見する力
・身の周りで起きることに注意して、時間をかけてみるほどに、多くの情報が得られる
・観察力を上げるためには、集中して、特徴をなるべく多く描き出す訓練をする
・観察するとき、人はそれぞれの思い込みや偏見(バイアス)によって「見えていても見えない」状態や、自分なりの「解釈」をしてしまう。その事実を知るだけでも観察力は上がる
・何が、いつ、どこで起きたか、を客観的に書き出す
・細部を見るための工夫は、紛れているもの(目立たないもの)に集中し、間には休憩を挟み、期待のフィルターを外し、第三者の助けを借りる
②分析
・ダビデ像を下からだけではなく、横や上から見ると、様々なことに気が付く。いつもの視点でないところから見ることは極めて重要
・五感を使って、想像しながら、状況を考える
・他者の目線をもって、自分の「当たり前」を考える
・挙げられた事実から、優先順位を考える
・分析力を上げるために、「私は何をしっているか」、「私は何を知るべきか」を考える
・緊急度と重要度は、正しい判断をするなら重要度を軸にする
①伝達
・聞き手の立場となり、客観的事実を伝える
・言語以外のコミュニケーション(視線/手の動き/足の動き/体の向き等)から想いを考える
・思ったことではなく、見たことを伝える
・感情はコントロールし、客観的事実を伝える
④応用
・自分がもつフィルターを意識して、悪いバイアスは排除する努力をする
・事実とバイアスを混同しないこと。バイアスはツールとして上手に使う
・目の前の状況に、他人が違う理解をしても、判断を変える必要はない
・誰が、何を、いつ、どこで、というポイントで整理する
・別のポイントから状況を検討し、足りないものを考える
・聞き手の立場になって、肝心な情報から伝える
・複雑さを恐れず、結論を急がない。疑問を持つ心を忘れない
所感とおすすめ度
20年近くエンジニアとして働いてきましたが、事実ベースで何が起きているのかを考え、相手の目線で話をすることは心掛けてきました。ところが、「少し食い違ってるけどいっか」とか「まぁ、伝わってるよね」という妥協は何度もありました。そういうのを放置することが良くないな、と反省。
「共通認識」というひとことでも、人の感じ方や捉え方は少しずつ変わっていることを理解するべきで、意思疎通の難しさは人類の永遠の課題であるとも感じました。争いが起こる真理はそこですし。
心が通う、というのはどういうことなのか?
未だに実体験として確信を得たことがないような気がします。日々精進。
おすすめ度★★★★☆
アートってなんだろう?って思っていたのが繋がった気がします。
「へぇ!そんな絵画作品があるのか!」とか
「あの名画の視方ってそういう…!!」という気づきがあります。
読みやすいし、なんかアートに触れるオシャレ感でおすすめです(ナニソレ)
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